第1話 友達♪ ――――あの星キレイだね コレがあいつとの最後の会・・話・・・だった・・・。 俺は、大野智。嵐高校の2年生。 俺には彼女がいた。けど、そいつは元々体が弱くて心臓病に罹っていた。入院もして、その後退院もしたが、通院の毎日で、医師にもあと1ヶ月の命だと告げられた――――― 和也「・・・・おい!智!!」 智「はい!って、和也かぁ・・・」 和也「どったの?ボーっとしちゃって・・・。まさか・・・また蘭ちゃんの事考えてたの?」 智「ぅるさいなぁ。良いだろ別に・・・」 白井蘭・・・それがあいつの名前だった・・・。 ――――――――――病院<2003年○月×日>―――――――――― 医師「――――これは心臓病ですね。早く入院しないと悪化して、運が悪ければ死に至ることも有りかねません・・・。」 蘭母「死・・・ですか?蘭はまだ花の高校生になったばかりなのですよ!?それなのに・・・」 蘭「・・・・・・。」 医師「なので、早めに手術をすることをお勧めします。」 蘭母「・・・じゃぁ、今すぐ入院させます。費用などは後ほど・・・」 医師「分かりました。では、部屋を用意しますので少々お待ちを・・・」 蘭「・・・」 医師「準備ができましたので、こちらへどうぞ。」 コツコツコツコツ(←歩く音) 医師「こちらです。」 蘭母「ゎぁ!!キレイ!蘭、ここなら大丈夫じゃない?個室じゃないし、友達もすぐできるわよ!!」 蘭「・・・う・・うん・・・・。」 蘭母「じゃぁ、初めまして。白井蘭といいます。仲良くしてあげて。」 みんな「はい・・・」 蘭母「じゃぁ、私はこれから用事があるのでこれで・・・。蘭、早くみんなと仲良くなりなさいね!!」 蘭「・・・うん。」 医師「じゃぁ、私もこれで・・・」 ガラガラガラガラ 美亜「こんにちわ。初めまして。私は佐伯美亜って言うの。よろしくね。特技はね・・・新体操かな?今は出来ないけどさ^^年は中2なの。蘭・・・ちゃんだっけ?年幾つなの?」 蘭「・・・高1」 美亜「えっ?何?」 蘭「・・・高1」 美亜「高1?わぁ!!お姉さんだ!良かったら、中学生だった頃の思い出教えて欲しいんだけどイイ?」 蘭「うん・・・いいよ。」 美亜「ゴメン。今度からもう少し大きな声で話してくれる?言い方きついかもしれないけどこっちがちょっと聞き取りにくいんだ。もう少し大きな声出してもっと話ししょう♪」 蘭「うん。」 奈歩「うちは、斉藤奈歩って言うの。年は、同い年の高1だよ。特技は・・・ピアノとか歌を歌うこと。ココは病院だから披露できないけど、退院したらね☆あっ、じゃぁ、メアド教えなきゃね!えっと・・・蘭ちゃんは携帯かPC持ってる?」 蘭「ない・・・」 奈歩「そっかぁ・・・じゃぁ、電話番号教えて。TELするからさ。」 蘭「わかった。」 カキカキカキカキ 蘭「はい。これだよ。FAXも一緒だよ!」 キャーキャー(←騒ぐ声) ――――――――――夜―――――――――― 美亜「今日、楽しかったね♪また明日も喋ろうね♪じゃ、おやすみぃ~♪」 みんな「おやすみぃ~♪」 ジャンル別一覧
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